お知らせ
UNO HOTEL企画展のお知らせ
UNO HOTELではふたつの章からなる企画展を開催いたします。
静かに満ちる「想い」と「はじまり」の気配が、訪れる方の記憶と感性にそっと触れます。
それぞれの章が紡ぐ物語に、耳を澄ませるようなひとときを、どうぞごゆっくりお楽しみください。
第1章 Dear Someone –誰かを想うー
期間:2025年12月7日(日)〜12月28日(日)
出展作家:

戸田晶子(ガラス)
1999年ガラス制作を始める。2003年⾦津創作の森エズラグラススタジオBLOW硝⼦研究科卒業。現在埼⽟県にて制作。
透ける/溶け合う/光の屈折などのガラスという素材のもつ特徴を、視点の転換/限定の解除/原点回帰などの思考に結びつけて制作しています。不可思議なものが⾝近に在ることで誰かや何かが本来の姿に⽴ち戻るためのきっかけになるそんなツールのひとつであれたらと考えます。

梶浦聖⼦(⾦属)
2003年東京芸術⼤学⼤学院鋳⾦専攻修了後、インドネシアで彫刻とロストワックス鋳造を学びました。私の制作の中⼼は鋳造プロセスそのものであり、儚く⼀時的な存在をブロンズという永続的な素材へ転換する点に尽きない魅⼒を感じ、探求しています。
制作は、意図と素材・技術間の対話や交渉であり、この相互作⽤を経て作品は完成します。単なる意味やメッセージを超えて、それ⾃体が確かな存在感を放つ作品を⽬指しています。
第2章 はじまりのかたち|工芸と書
期間:2025年12月29日(月)〜2026年2月13日(金)
※1月13日〜19日はメンテナンス休館
出展作家:

⽩晃(書)
8歳より書を学ぶ。和紙、墨、古代より使われる天然素材を使い作る作品とパラフィン蝋、墨汁、アクリルなどの素材でも作品を制作。
テーマは「今ここに⽣きる」。⾔葉で伝えることと⾔葉以外で伝わることの両⽅に深く思いを巡らせ⾔葉、⽂字、そして抽象的作品を制作。書いた瞬間から過去になる不思議と向き合う。⽇本語で思考し、⽇本語で話し、⽇本語を⼿で書いている事⾃体がどこへ向かうのかに興味を抱いている。

⽊ノ⼾久仁⼦(陶器)
⾃然現象の模倣である陶芸の技法を使い、⾃然界には存在しない⽯を作っている。鉱物から⽣じた釉薬と⼟で芯を作り、焼成による溶融と重⼒の影響を受けたものをグラインダーで削り出す。
⾃分の⼿と⾃然現象による造形を何度も⾏き来させることで、⼈⼯あるいは⾃然の営みだけでは⽣まれない新しい⽯を作り出している。

浅野絵莉(漆)
1986年東京⽣まれ
2010年東京藝術⼤学美術学部⼯芸科漆芸専攻卒業
2016年⾹川県漆芸研究所研究員課程修了

常信明⼦(七宝)
2017年東京藝術⼤学⼤学院美術研究科⼯芸専攻彫⾦修了。伝統的な⼯芸技法である「有線七宝」という技法を⽤いて、⾃分が感じた「きれいなもの」や「おもしろいもの」をモチーフに制作しています。
主に⽇本の⾷べ物の持つ美しさを、七宝の持つガラスの⾊彩や透明感、⾦属の繊細さで表現することを⽬指しています。ご覧頂く皆様にも、楽しんで召し上がって頂けましたら幸いです。
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時 間:9:00~21:00
場 所:UNO HOTEL GALLERY
入場料:無料
企画協力:3ta2 SANTANI GALLERY
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