お知らせ
ひまわりのごとくあれ 台湾留学の記| 台湾アーティスト×UNO HOTEL 文化交流イベント
台湾アーティストとの文化交流イベント第四弾として、「ひまわりのごとくあれ 台湾留学の記」を開催いたします。
本展は、6月22日から7月22日まで開催され、「アジア女性と台湾文学の自立」をテーマに、日本人学者・岡崎郁子の物語を通じて、戦後台湾文学の歩みをたどります。
岡崎氏は1973年から1978年まで台湾に留学していました。当時の時代背景により台湾文学の研究が制限されていましたが、帰国後、戦後も日本語で創作を続けた台湾の作家・黄霊芝の研究に専念し、自伝的著作『ひまわりのごとくあれ:台湾留学の記』を出版しました。
本展では、彼女の歩みをたどり、台湾と日本の文学交流や女性研究者の自立精神を見つめ、抑圧と自由が交錯する中で育まれた台湾文学の多様な姿を探ります。

岡崎郁子(おかざき いくこ)について
1949年に高知市に生まれ、長年にわたり吉備国際大学で教鞭を執り、定年まで勤め上げました。
1973年〜1978年にかけて国立台湾大学に留学。
在学中は、政治的背景により「台湾文学」の研究が許されず、帰国後に本格的な研究を開始。
戦後、中華民国政府の下で日本語による発表が禁止されながらも、日本語での創作を貫いた台湾の作家・黄霊芝を対象に主に研究してきました。
2013年に『ひまわりのごとくあれ:台湾留学の記』(岡山市:吉備人出版)を刊行。
自伝、小説、研究ノートが融合した異色の作品であり、「戦後80年台湾文学研究」として注目され、台湾での出版も決定。
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